〔感応豊かな人を育成する〕9 学校教育において、心の教育の必要性が提唱されています。勉学だけでは達成し得ない、人間形成の土台となる心の成長が見直される時代となっています。 宝仙学園では創立以来、「感応豊かな人を育成する」教育として心の教育を実践しています。その根底にあるのが、建学の精神である「仏教精神を基調とした人間教育」です。 心の安定は正しい知恵を生み、豊かな情操は学びの意欲を高めます。それらは宗教的な雰囲気の中で学園生活を送ることにより、自然のうちに感得するものです。そして自然や事物、すなわちおおいなるいのちに感応する心が豊かな人間は、敬虔の心・慈悲の心・感謝の心・奉仕の心を育み、生きる意欲を高め、自らの力で人生を切り拓いていきます。 このような考えのもとに、日本の伝統や文化、風土、日本人としての心を大切にし、品格と知性を兼ね備えた人間を涵養する教育として行っているのが「宝仙の情操教育」です。 花まつり、みたままつり、両大師祭などの折々の仏教行事や、勉学、部活動、サークル活動などを通じて、学生・生徒・児童・園児は、明るくのびのびとした学園生活を送り、豊かな人間性を育んでいます。HOSEN GUIDE 2020-2021「人を造る」教育─「宝仙の情操教育」
元のページ ../index.html#11