宝仙学園ガイドブック 2020-2021
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10宝仙学園の教育部門■ディプロマ・ポリシー─本学が育成をめざす人材─1.人間性豊かで社会性に富み、他者との円滑なコミュニケーションができる2.あふれる情報と多様化した社会の中で、変化に即した判断ができる3.専門知識や技法を適切に駆使でき、絶えずそれを向上させようと努力することができる■建学の精神、目的「仏教精神を基調とした人間教育によって品格と知性を兼ね備えた人を造る」を建学の精神とし、社会の発展に貢献し得る、教養ある職業人を育成することを目的とするHOSEN COLLEGE OF CHILDHOOD EDUCATION 昨年度は、大学開学10周年の節目を経て、こども教育宝仙大学に対する高い評価をいただき、多数の2020年度入学生を迎えることができました。しかし今日の大学を取り巻く社会状況は、急激に変化し続けています。世界的に価値観の多様化が進む中、大学教育においては、「内部質保証」(教育研究活動の質や学生の学修成果の水準等を保証し、改善すること)は、もはや必須であると言えます。時代の変化に呼応しつつも、時代を見据え、しっかりとした人材を育成する教育が、大学に求められています。 本学のディプロマ・ポリシーである「人間性豊かで社会性に富み、他者との円滑なコミュニケーションができる」「あふれる情報と多様化した社会の中で、変化に即した判断ができる」「専門知識や技法を適切に駆使でき、絶えずそれを向上させようと努力することができる」とする3つの理念は、時代が要請する大学教育のあり方に合致しているものと自負しています。 そして本学の教育は、幼児教育者・保育者として必要とされる「ホスピタリティ(対人援助)」に対する学びと、こどもの感性と自らの感性を発見していく「クリエイティビティ(創造性)」のための学びを大切にしています。これらの学びこども教育宝仙大学 学長 太田誠一存在感あふれる保育単科大学をつくり上げるこども教育宝仙大学は、これからの社会を生きていくための力を育て、保育者としてのスキルアップ、そして自らの感性を活かした将来的な可能性にもつながっていくものと考えます。 時代に即した本学の教育展開では、2018年度より、保育者養成教育の専門性をさらに深化させる「こども教育HOSEN WAY」をスタートさせ、教育の質向上を積み上げてきました。本年度は、43項目におよぶプロジェクトを推進し、3カ年計画の第一段階の完成年度を迎えます。 さらに本年度は、これまでオーストラリアと富山県南砺市利賀村で実施してきた「課外プログラム」を、それぞれ「国外保育体験」「地域文化体験」として単位科目化し、保育者養成の充実を図っていきます。これらのカリキュラムは、「宝仙マイスタープログラム」や、学生が地域の子育て支援に関わっていくこども教育研究センターの社会貢献活動などとともに、こども教育の現場への「もうひとつの力」として、学生の学びを拡げる本学独自の教育に位置付けています。 今後も「学生ファースト」を大切にし、学園の幼稚園や高校女子部と連携をしながら、100年ブランドとしての「保育の宝仙」をめざす、存在感あふれる保育単科大学をつくり上げていきたいと思います。

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