宝仙学園ガイドブック 2020-2021
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16■教育理念知性と情操を兼ね備えた品格ある人を造る■教育目標「母の愛は仏の慈悲なり」との信条をもって、宗教的信念を根底とする、人格教育の達成を目的とした、女子のみの高等学校として、新しい時代の進運にめざめた、教養豊かな日本女子の育成に努める■教育の基本方針建学の精神を教育の柱とし、時代や生徒・保護者の多様なニーズに応える教育の推進HOSEN GAKUEN GIRLS’ HIGH SCHOOL 高校女子部は、今年度より保育コースのみとして新たなスタートを切っています。「宝仙の保育」が高校にも定着し、保育の専門高校としての基盤が確立したためです。今年度は40名の新入生が保育コースの仲間入りをしました。 保育コースに入学する生徒は通学圏も広く、都外から通う生徒もいます。このことは、入学する生徒が将来保育士になろうという目的意識をしっかり持っていること、また本校の教育の特色が広く知られ、評価されていることなどがその背景にあると考えられます。 保育コースは、こども教育宝仙大学との高大接続を重視し、こども教育宝仙大学の教員による専門的な授業に触れることが可能です。また、隣接する「宝仙学園幼稚園」や中野区内の幼稚園、保育園、児童館への体験実習が充実していることも、その特長となっています。 もう一つの特長は、女子部の前身である中野高等女学校時代からの伝統である「身体表現」の授業に力を入れていることです。これは保育士に最も必要とされる「保育の専門高校」として、さらに魅力的に宝仙学園高等学校女子部表現力、創造力を引き出し、高める教育であるともいえます。 そのなかで、「ダンス部」は平成27年の「アメリカ大会(JAM fest Dance Super Nationals)」での優勝をはじめ、中野区主催の「NAKANO DANCE JUNCTION」実行委員長校として演技を披露するなど、ここ数年で活動の場をさらに広げています。一方、学校行事にとどまらず、地域行事に積極的参加している「合唱隊」の活躍にも、目を見張るものがあります。最近の活動としては、北原白秋と山田耕筰の人間ドラマを描いた映画「この道」の完成披露試写会に招待され、本校の校歌と映画の主題歌「この道」を多くの報道陣や観客の前で披露しました。 これからの社会にとって、保育と保育への支援はとても大切な問題です。大学、幼稚園とともに「宝仙の保育文化」を受け継ぐ存在として、「保育の専門高校」としての魅力をいっそう充実させていきたいと考えています。宝仙学園高等学校女子部 校長 富士晴英

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