宝仙学園ガイドブック 2020-2021
20/40

18■教育理念豊かな情操と高い学力を育てる■教育目標1.心やさしく 豊かな情操をもつ子2.進んで学び 高い学力を身につける子3.よく考え 最後までやりぬく子4.体をきたえ きびきびと行動する子HOSEN GAKUEN ELEMENTARY SCHOOL 現在、世界は歴史的に大きな転換期にあります。それは、人類が経験したことのない未曽有の転換期といっても過言ではありません。AIの登場によって地球上は様変わりしました。ICT・IoTのシステムに囲まれた環境は、功罪を含め、人間の心理にも大きな影響を及ばしています。 こうした中、小学校の担う役割も大きな変革を求められています。これからの教育現場は、テクノロジーとの共存が日常化し、さまざまな情報を活用しながら進めていくことになります。本校では、学習の習慣化と基礎・基本の定着をベースとし、ICT機器を活用した学習意欲の高まる学びを推進していますが、このテクノロジーによる今後の学習成果を、大いに期待しているところです。 一方で、このような時代を迎えて、子どもたちの心の豊かさは、どのように育っていくものでしょうか。時代がどのように変化しても、不変であり続けるもの。それは、生命観だと考えます。宝仙学園には、千年を超える仏教哲学が香りつづけています。生命観を尊ぶ学園未来へ、自ら学び、共に高めあえる人に宝仙学園小学校の教育環境のもと、子どもたちには、自他ともに幸せに向かっていくことの意味を身に付けてほしいと願っています。生き物は、みんな自分の力だけでは、生きていけないこと。お互いに自分にないものを満たし合う間柄だということ。本校はこれからも、共存のもつ深い意味合いを学び合い、大切にしていきたいと考えています。 本年は、開校68年目を迎えます。昨年度より、子どもたちが卒業時に未来社会に通用する力が身についていることをめざし、「自ら学ぶ人に(学びの責任能力)」「共に学ぶ人に(協働的活動能力)」「学びを未来に繋げる人に(課題設定・問題解決能力)」とする、3つのディプロマ・ポリシーを掲げました。このポリシーの設定は、3つのそれぞれが連動し、効果を発揮することにより、『いかなる時代においても 自ら学び 他者と共に考え行動できる人』の育成を願ったものです。 今後も、宝仙学園小学校は、「新時代に対応する力」と「普遍的な生命観」を両輪として、新たな教育のあり方を創造し、発展し続ける学校を目指してまいります。宝仙学園小学校 校長 日髙好生

元のページ  ../index.html#20

このブックを見る