宝仙学園ガイドブック 2020-2021
22/40

20■教育理念豊かな感性と思考力を育む■教育目標1.しっかりと考える力を育てる2.感性を表現する力を育てる3.人や文化と関わる力を育てるHOSEN GAKUEN KINDERGARTEN 宝仙学園幼稚園は、子ども自身が、社会の中で自分らしく生きていくために必要な、さまざまな力の根っこを育てていくことを大切にしています。「問題を解決しようと意欲をもって取り組む力」「自分の考えや感じたことを表現する力」「他者を受け入れるコミュニケーション力」。本園の教育が掲げるこれらの3つの力は、子どもがこれからの時代において必要とされる主体性や自主性、協調性を育むものです。本園では、時代に応じた新しい活動を積極的に取り入れながら、その力を、園生活で行う「あそび」によって、伸ばしていきたいと考えます。 本園は、「あそびからの学び」を教育のテーマの中心として位置付け、子どもたちがあそびにより、さまざまなことを体験し、感応する保育を進めています。あそびの体験の積み重ねは、子どもたち一人ひとりの興味や関心の向上へとつながっていくものです。「あそびからの学び」は、日常の園生活の中でのあそびから学びを発見し、それを子どもたちが自然に身に付けていくことを目指すものと言えます。さらにあそびによって、友だちとの関わりが生まれ、その中で、「人」としての人間性の基礎がつくられていくことを願っています。あそびの中に、学びをつくる。あそびの中で、人をつくる宝仙学園幼稚園 そして宝仙学園幼稚園は、知恵を育てていくことも大切にし、日々の教育活動を行っています。知恵は体験によって育まれます。子どもたちは、あそびの中の体験を通じて、さまざまなことを自分で行い、自分で考えていきます。そこに知恵が加わることにより、あそびは、よりいっそう楽しいものになるでしょう。本園が行う英語教育や理科実験教室も、その目的は、決して知識や技術のみを教えるものではなく、子どもが、生活の一部として活動を楽しみ、それぞれの意欲を高めながら、知恵を養っていくことを目指しているものなのです。 これらの教育において、本園の保育者たちは、常に子どもがいかに楽しく学べるかを考え、また、子どもとの教育活動を通じて、保育者自身も「人」としての豊かさを培っています。保育者にとって、子どもは自らの成長を促す最良の「人」でもあるのです。そして、この子どもと保育者の関係は、保育者と保護者、保護者と子どもの関係へとつながります。本園の園章が象徴するように、宝仙学園幼稚園は、園児、保育者、保護者の3者の支え合いを教育の基本形としながら、これからも「人は人を育てる」教育を大切にしていきます。宝仙学園幼稚園 園長 田中昭子

元のページ  ../index.html#22

このブックを見る