宝仙学園ガイドブック 2020-2021
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26宝仙学園の歴史平成30年度(2018)、宝仙学園は創立90周年を迎えました。そしていま、視点を次なる100周年に向けて、新たな一歩を踏み出しました。伝統を受け継ぎ、進化をはかる。宝仙学園の歴史は「伝統の進化」を「未来の創造」へとつなげていく足跡でもあります。○昭和元年代(1926~1934)○昭和10年代(1935~1944)学園大学高等学校中学校小学校幼稚園●感応幼稚園を設立(昭和2年)幼稚園も教育機関であることが社会的に認知されない時代状況にあって、保育年限を1年から2年に改正。幼稚園教育の基礎を固めた。●園章を制定(図案 国画会土田文雄) (昭和8年)●園歌を制定(作詞 西条八十  作曲 中山晋平)(昭和9年)●全国で初めて完全給食を実施(昭和15年)●中野高等女学校を設立(昭和3年)当時としては画期的な鉄筋コンクリート造りの地上3階・地下1階、スチーム暖房等を設置した、耐震耐火の校舎が建設された。●仏教保育協会保姆養成所を設立(昭和10年)当時は、仏教系の保母養成機関は京都に1校のみあり、関東では初めてであった。また、幼稚園と同じ場所にあることから、幼稚園は学生たちの実習の場となった。 ●仏教保育協会中野保姆養成所と改称 (昭和14年)●戦争が拡大するなか農繁託児所を 開設(昭和17年)●中野保母養成所と改称(昭和19年)●宝仙寺第五十世冨田純大僧正、中野高等女学校 設立 を発願(昭和元年)感応幼稚園近代的な調理室が設置された園舎には多くの見学者が来訪山田耕筰氏自筆の校歌の楽譜北原白秋氏自筆の校歌の作詞中野高等女学校感応幼稚園の2階に開設された仏教保育協会保姆養成所戦前の登校風景●創立10周年記念式典を挙行(昭和13年)

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