36編集後記 宝仙学園の総体を示す『宝仙学園ガイドブック』は、今年度で9冊目の発行となります。これまでもガイドブックでは、学園とともに進化を歩む5つの教育部門の教育取り組みを紹介し、学園教育の文化を発信してきました。今年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、各教育部門が休校・休園措置をとる中、本媒体の制作も大変に困難な過程を経験しました。しかしながら、例年と同様に無事に発行できましたことは、各教育部門のご協力によるものだと感謝している次第です。本当にありがとうございました。 昨年度より、ガイドブックの表紙デザインは、5つの教育部門をビジュアル化した5色の層を学園のロゴマークがしっかりとつないでいるイメージとしています。そして、白色で表現された学園のロゴマークに広がりをもたせ、宝仙学園が創立100周年に向かい発展していくことを象徴させています。表紙デザインで表現をするように、『宝仙学園ガイドブック』の制作そのものが、今後もより一層、学園内の絆を強く結んでいくことにつながればと願っています。 今年度の『宝仙学園ガイドブック2020-2021』は、制作の中心となる学園の季報委員会と各教育部門の広報ご担当者の方々が連携をし、教育活動のリアルな様子を伝えるよう編集を進めてきました。 ガイドブックにおいて、「建学の精神」から冨田理事長のメッセージである「2020年の宝仙学園」「宝仙学園の教育」へと展開される学園の教育理念は、学園教育の骨格を明示するものとして媒体の中心に位置づけています。また「宝仙学園の教育」では、建学の精神である「品格と知性を兼ね備えた人を造る」教育から展開される「宝仙のグローバル教育」「宝仙のリーダー教育」「宝仙の情操教育」について、その内容を紹介しました。これらの3つの教育展開は、学園の5つの教育部門に通底するキーワードとして、次のコンテンツ「宝仙学園の教育部門」の中で、それぞれの教育特色へとつなげています。 そして、年間の行事や学園生活を紹介する「宝仙学園の一年」と、学園や各教育部門の歩みを年代ごとにまとめた「宝仙学園の歴史」は、学園全体をダイジェストに俯瞰するデザインを行っています。さらに、「宝仙学園の組織」と「宝仙学園の同窓会・父母会」では、学園の体制とそれを支援する方々を紹介させて頂きました。 最後に、重ねての言葉となりますが、この度の『宝仙学園ガイドブック』の発行に際し、取材へのご協力や情報をご提供頂きました学園関係者の皆様方、編集・制作にご尽力を頂きました学外関係者の皆様方に、心より感謝を申し上げます。 今後も、本媒体を学園の発展とともに大切に育て、宝仙学園の教育文化を伝え続けていきたいと思います。捧 公志朗(学園広報アドバイザー/こども教育宝仙大学教授)
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