HOSEN GUIDE 2022
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HOSEN GAKUEN JUNIOR HIGH SCHOOL・SENIOR HIGH SCHOOL理数的思考・コミュニケーション能力・プレゼンテーション能力を重視知性と情操を兼ね備えた品格ある人を造る■共学部の教育理念■女子部の教育理念1212宝仙学園中学校・高等学校 校長 富士晴英 宝仙学園中学校・高等学校は、進学校を標榜する共学部「理数インター」と、今年度よりコース名を「こども教育コース」とした高等学校女子部により構成されます。ひとつのキャンパスに2つのそれぞれの進路を志す生徒が共存する教育体制は、他の学校にはない宝仙学園独自の学校形態といえるでしょう。そして、共学部、女子部ともに共通することは、学校のコンセプトである「知的で開放的な広場」のもと、一人ひとりの生徒自身が自己ベストの更新をめざす点にあります。こうした校風が学校文化として根付き、日常のさまざまな場面や生徒たちの活躍に見られることは、本当に喜ばしく感じています。 共学部「理数インター」は、開校16年目となります。共学部「理数インター」が進める教育は、「21世紀型の世界標準」を身につけた未来のグローバルリーダーの育成です。「理数」とは、国際社会に求められる理論的に考える「理数的思考力」を表し、「インター」は、自分の考えを他者に伝えることのできる「コミュニケーション能力」と「プレゼンテーション能力」を示します。共学部「理数インター」は、この3つの力をもった生徒を育て、その結果、国公立大学や有名私立大学への進学実績を着実に伸ばしています。 共学部「理数インター」の教育の土台は、中学での3年間の学びにおいて築きます。本校では、中学での教育を「人間としての基礎教育」と定め、自己肯定感を形成する期間として捉えています。生徒自らが失敗を恐れずに考えを行動にうつし、他者から評価される経験を得ること。そうした過程の積み重ねにより、生徒たちは自分に自信が持て、自己肯定感を育むことができるのです。この成果は、学校行事などでの生徒の主体性へと着実につながっています。 一方、高等学校女子部「こども教育コース」は、こども教育宝仙大学との高大接続の推進や宝仙学園幼稚園での実習体験等、学園の保育文化の連携を活かし、ユニークなカリキュラムを展開しています。また、「身体表現」の授業にも力を入れ、将来の保育者に必要とされる表現力や創造性を伸ばす教育を実践しています。 現在もコロナ禍が続く状況ですが、ハイブリッド型の授業を展開し、宝仙学園中学校・高等学校独自の教育を推進して参ります。今後も多様な価値観を尊重し、生徒たちがそれぞれの自己ベストを更新できるよう、教育活動を一層充実させていきたいと思います。宝仙学園の教育部門自己ベストの更新をめざそう宝仙学園中学校・高等学校

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