こども教育宝仙大学 学長 太田誠一1010HOSEN COLLEGE OF CHILDHOOD EDUCATION2.あふれる情報と多様化した社会の中で、変化に即した判断ができる3.専門知識や技法を適切に駆使でき、絶えずそれを向上させようと努力することができる■建学の精神、目的「仏教精神を基調とした人間教育によって品格と知性を兼ね備えた人を造る」を建学の精神とし、社会の発展に貢献し得る、教養ある職業人を育成することを目的とする■ディプロマ・ポリシー ─本学が育成をめざす人材─1.人間性豊かで社会性に富み、他者との円滑なコミュニケーションができる 大学では、今年度も将来の保育者を志す多くの新入生を迎えました。4学年の総学生数が開学以来最大の406名に達し、伝統ある「保育の宝仙」のブランドが定着していることを実感しています。そして、新型コロナウイルス感染状況が比較的落ち着いた今年度、大学は全授業を対面実施に移行させ、キャンパス内には学生たちの本来の活気が戻ってきました。本学がこれまでも大切にしてきた「学生ファースト」の徹底をさらに推し進め、学生たちの学びと大学生活をしっかりと支援していくことを、あらためて強く感じている次第です。 こども教育宝仙大学は建学の精神のもと、「人間性豊かで社会性に富み、他者との円滑なコミュニケーションができる」「あふれる情報と多様化した社会の中で、変化に即した判断ができる」「専門知識や技法を適切に駆使でき、絶えずそれを向上させようと努力することができる」とするディプロマ・ポリシーを掲げ、教育を推進しています。 AI(人工知能)が飛躍的に進化した今日において、人は、人生100年時代を迎え、グローバル社会の中で働き続ける力が求められる時代となっています。本学では、幼稚園教諭一種免許状や保育士資格、保育留学制度を通じたオーストラリア保育資格等の公的資格の取得に加え、社会人としての基礎力を身につける教育を充実させ、「エンプロイアビリティ(employ+ability/就職する力、雇用される力)」が育つ保育者養成大学として前進を続けています。 さらに、今年4月には、国の行政機関としてこども家庭庁が発足し、「こどもまんなか社会」の実現に向けたさまざまな取り組みが始動しています。本学の学生たちがめざす保育者は、「こどもまんなか社会」の重要な担い手となり、大きな期待が寄せられています。このような中、本学の教育成果は、幼稚園教諭就職率、保育士就職率がともに全国第一位という、保育者養成における高い就職実績(『2024大学ランキング』(AERA MOOK 進学・朝日新聞出版より)にも表れています。学生たちには、本学において学び得た保育の実践力に自信と誇りをもって、社会の中で大きく活躍してもらいたいと願っています。 2年目を迎える「オーストラリア保育留学制度」、そして今年度よりスタートする「HOSEN社会連携プログラム」や「こども心理マイスタープログラム」等、こども教育宝仙大学は、今後も“100年ブランド「保育の宝仙」へのチャレンジ”を重ね、存在感あふれる保育単科大学をつくり上げていきたいと思います。存在感あふれる保育単科大学をつくり上げる宝仙学園の教育部門こども教育宝仙大学
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