宝仙季報 No.157
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宝仙学園中学校共学部Hosen Newsアンコン参加のメンバー楽器搬入時の様子せっけん作りの実験色の変化がおもしろい宝仙学園高等学校女子部高校女子部の特徴ある授業である「サタ☆ゼミ」の講座を一部紹介します。コロナ禍で、顧客のいないステージで演奏。本番を迎えられたことに感謝。 アンサンブルコンテスト(通称アンコン)とは、3〜8人の少人数で曲を演奏し、技術・表現の観点から金賞、銀賞、銅賞のいずれかの賞が与えられる音楽コンテストのことです。 吹奏楽部では、例年アンコンに参加していますが、今年はコロナウイルスの影響で、コンテスト自体が実施されるかもわかりませんでした。そして、自粛期間で腕が落ちてしまったこともあり、私はアンコンの練習について行ける自信がありませんでした。しかし、目標を作って部活をもっと楽しみたいと思い、参加を決意しました。アンサンブルメンバーは、2年の私と友だち、3年の先輩1人、4年の先輩方3人の6人。エントリーしてからは、日々の部活動はもちろん、朝練、昼練もほとんど欠かさずに練習しました。サタ☆ゼミ理科実験 2~4人1組でグループをつくり、1年を通じて様々な実験を行います。べっこうあめを作ったり、万華鏡やせっけんを自分好みに手作りしたりと、毎回違う実験を体験することができます。オンライン講座になった時には、自宅でホットケーキミックスに紫芋粉を入れて加熱したり、さらにレモンを入れて加熱することで、青やピンクに色が変化する蒸しパンの実験をしました。 このように「理科実験」では、ふだんの授業ではなか アンコン当日、冬休み期間にも関わらず、私たちのために楽器の搬入の手伝いをしてくださった先輩方や同級生に見送られ、観客のいない広いステージで演奏をしました。何校かは出場を辞退しており、改めて本番を迎えられたことが幸せなことなのだと感じました。結果は銀賞でした。審査員からの評価も上々で、「表現力が豊か」というコメントをいただき、とてもうれしかったです。 今回、アンコンに参加できたのは、感染対策の方法を考えて、参加を認めてくれた顧問の先生方や、お手伝いをしてくれた吹奏楽部の部員、そして毎日、朝早くからお弁当を作ってくれた母など、たくさんの人の支えがあったからです。これからも、感謝の気持ちを忘れずに部活動を全力で頑張ります!(2年D組 田中菜乃)なか体験することができないような実験をすることができ、よい経験になると思います。(Ⅲ年A組 前田真緒)サタ☆ゼミ美術 メンバーで楽しく話し合いながら、作品をつくっています。1学期はコロナ禍で実施できませんでしたが、2学期は石判子や手毬を作りました。石判子は、印面だけでなく、石全体も自分でデザインを決めて彫り、それぞれ思い描いた作品ができました。日本の伝統玩具である手毬制作では、発泡スチロールの球に好みの生地をはめ込んで模様をつけていくという作業をしました。完成した作品にはそれぞれの個性が出ていて、どれも美しかったです。3学期は2年全員でストップモーションムービーの制作に取り組んでいます。(Ⅱ年A組 浅井真祐子)11手毬が完成しました

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