宝仙季報 No.160
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こども教育宝仙大学 准教授 塩野谷祐子 こども教育宝仙大学 3年吉鶴麦乃宝仙学園高等学校共学部 5年F組村松実樹 こども教育宝仙大学 実習・キャリアサポートセンター吾妻 昇こども教育宝仙大学 2年曽根瑠璃奈宝仙学園高等学校共学部 5年G組福島小夏 私のスローガンは心身の健康の実現です。もともとは中高の教員として、生徒の心身の健康づくりに力を注いでおりましたが、子ども3人の子育てをする中、健康の源は乳幼児期にあるのではないかと考えるようになり、保育者養成に興味を持つようになりました。 現在は、宝仙の一員として、大学において、運動、健康、身体表現、保育実習関連の授業を担当し、幸せな時間を過ごさせていただいております。乳幼児、そして、その周りを取り巻く人々の健康実現のため、自分ができる最善を尽くすべく、今後も日々精進して参りたいと思います。 この文章を書いている3年秋学期の現在、ようやく保育に関する基礎分野の学習を終え、時間に余裕のある大学生活を過ごしています。また今学期は、選択科目の授業が中心となり、単位取得のための学びから、興味分野について深めるための学びへと移行してきたように思います。 3年という学年は、実習などの現場体験も増えてきたことで、保育系の大学でありつつも、学生それぞれが持つ興味に向かって進む「共同体」になりつつあるのではないでしょうか。その中で私は「子どもの居場所づくり」という目標を見つけました。卒業後は居場所を求める子どもたちの隣に、そっと寄り添い続けていきたいと思います。 私は今年度体育祭実行委員長を務めました。今年の体育祭は新しい会場で開催したため、種目決めやルール決め、競技を行う順番、体育館内の設営まで、ほとんど実行委員がゼロから作り上げたものとなりました。こうした経験は学生生活で何回もあることではないと思うので、とても貴重な体験だったと思っています。 体育祭実行委員は、体育祭が終わった後にみんなに楽しかった!と言ってもらった時にとてもやりがいを感じます。来年度は、委員側としてではなく初めて一般生徒として参加する体育祭なので、新鮮に感じられるはず。今から楽しみです。 4年生が公務員試験(保育士)合格に向けて頑張っている真っ最中です。大学としてもガイダンスや公務員試験対策講座、2次試験(面接)対策相談会など、1年次からサポートを行っていますが、その成果が表れる時期となっています。年々合格者数が増加する中で、今年度も過去最多を目指し、先生方やセンター職員による履歴書添削や面接練習を重ねています。 学生たちも精一杯の努力し、本番に臨んでいます。内定者は既に7名。順調な滑り出しですが、結果のみならず、長期にわたる知識の習得や保育への理解深耕、また自己分析やコミュニケーション力アップなどの取組みが、学生にとって貴重な財産になります。 今年度は、対面で宝仙祭が実施できることになりました。来場者は、在学生を中心とした限定された学園祭ではありますが、多くの人に楽しんでもらえるように準備を進めました。 入学してから遠隔での授業や学園祭が続いていたので、初めて経験することばかりですが、女子部を卒業し、宝仙学園は慣れ親しんだ場所でもあるので、安心して活動ができていると思います。 今後、どのような状況になるかわかりませんが、今年度の文化祭をきっかけに、新しい未来を切り開くことができるように頑張りたいと思います。近い未来、みんなでワイワイできる宝仙祭が戻って来ればいいなと思います。 私は今年度宝仙祭執行部委員長を務めました。ここ2年間は在校生のみの開催で制限も多く、「今年こそは」と運営を進めていましたが、油断のできない状況のため、完全に元通りでとはなりませんでした。 ですが、状況の変化に合わせ、試行錯誤しながら新しい仕組みや制度を取り入れ、生徒主体で作り上げた今年の宝仙祭は、以前のような活気が戻ったように感じられました。今後への第一歩として、皆さんが少しでも楽しかったと充実感が得られ、思い出に残るものになっていたら、うれしく思います。来年の宝仙祭がさらに良いものになるよう、後輩たちにバトンをつなげていこうと思います。6心身の健康実現のために 実習などの経験を通して、 目標を見つけられた楽しかった!と言ってもらえ、 達成感を味わった4年生、公務員試験(保育士)奮闘中 学園祭に向けて 試行錯誤の上挑む、新しい宝仙祭 Hosen Voice

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