ワークショップ後、全員での記念撮影!高尾山登山道にて台本を作る様子講堂で他のクラスといっしょに発表します11 一学期、一学年では平田オリザ氏をお招きしての「対話の力を磨く演劇ワークショップ」が行われました。各クラス三時間構成で行われ、最初の二時間は教室で台本づくりや発表、それをさらにブラッシュアップし、三時間目に本番の発表を講堂にて行いました。 今回のワークショップの目的は、「演劇の手法を用いて、多様な価値観の人たちが合意形成するために必要な『対話する力』を磨く」「役になってみること、観客としてそれをみることを通して、感性を磨き、想像力を働かせる楽しさを味わう」というものです。 ここで、1年D組の久保田成亮くんの感想を紹介します。「今回のワークショップでは『演劇は人を傷つけなければ何をしてもいい』と、オリザさんが言っていたような、演劇の面白さを知った。しかし、自由ではあるのだが、台本を作るときにみんなのやりたいことを全部やるのは無理だった。これがオリザさんの言っていた『折り合いを付ける』ことの大切さだと思う。だから、日常生活でもできるだけ多くの人の望みを叶えられるよう、臨機応変な考え方ができるようになりたいと思った」彼 新型コロナウィルスの感染拡大により、変更を余儀なくされてきた学校行事。そんな中、ようやく行動制限が緩和されるというタイミングで、どうにか宿泊行事を!との想いがあり、今回のWelcome Campを計画しました。新年度が始まって間もない、4月17日と18日の一泊二日の日程。3学年を超えた「縦の繋がり」と、クラスでの「横の繋がり」を築くことを目的としました。場所は高尾山です。 1日目は宿泊施設内の研修室を使い、全員でのチームビルディングワークショップ。3学年での宿泊行事は、のように一年生たちはこの活動を通して、多くの他者の価値観に触れることができたのではないでしょうか。 これからも生きていくうえで、多様な考え方の人たちと何度となくぶつかるはずです。そんなときにどうすれば自他の両方にとって最もベターな道が開けるのか、想像し、対話し、考え続けられる人になってほしいと思っています。 (中学担任・国語科 須賀裕梨香)みんなが初の体験です。先輩たちも新しい学校行事にドギマギし、後輩にも最初は遠慮していましたが、ワークショップが始まれば、みんな笑顔で、たくさんの笑い声と歓声が響き渡りました。そして夜はBBQ。コロナ禍で長らく皆で食事をする機会が失われていたため、夕飯のBBQは「久しぶり」という生徒も多く、さらにテンションが上がっていました。そのまま食事の後は焚火を囲い、マシュマロを焼いて食べながらクラスメイトと語らう姿が見られました。 2日目はメインイベントの高尾山の登山!高尾山は登山ルートが多数あり、今回は一番大変な6号路を全員が登りました。思ったよりも本格的な山道にみんな驚いたようです。山頂では笑顔でお弁当を食べ、自然を感じることもできました。女子部らしさ、良さがあふれた学校行事となりました。来年度も引き続き実施していきたい(こども教育コース部長 氷室 薫)と思います。 Hosen News宝仙学園中学校共学部宝仙学園高等学校女子部「Welcome Camp」を初めて実施。平田オリザ氏による「演劇ワークショップ」開催。
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