宝仙季報 No.162
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7宝仙学園高等学校共学部 5年G組川上雄叶宝仙学園中学校共学部 教諭米谷 梵宝仙学園中学校共学部 3年F組伊藤礼登宝仙学園高等学校共学部 4年E組松原日奈乃宝仙学園中学校共学部 3年F組城戸蒼生宝仙学園中学校共学部 2年A組長野未帆 僕にとって体育祭は、疲れと達成感が強く感じられるような濃厚な一日でした。一年前から準備してきて、運営方針で仲間とすれ違うこともありました。しかし、真剣に競技に取り組んでいる人を見ていたら、やる気と使命感が心の底から湧き上がってきました。 様々なハプニングを乗り越えて時間よりも早く終わらせることができたのは、去年の反省を活かし、より良い体育祭に仕上げることができた証拠だと思っています。今年の体育祭のMVPは、体育祭に関わったすべての人。いわゆる「楽しんだもん勝ち」というやつです。何事も、真剣と楽しみを両立して取り組んでいきたいと思った体育祭でした。 「人間は社会的動物である」というように、個人は唯一的に存在するのではなく、絶え間なき他者との関係において存在するものです。したがって人生を豊かにするのは、自分が属する組織に対する愛ではないかと思っています。 理数インター4期生の私が母校に戻って来たのも、宝仙学園への愛があるからです。宝仙の生徒たちは、昔も今も思春期らしく悩み葛藤しながら、さまざまなことに挑戦し、それぞれの自己ベストを更新し続けています。その姿はどれも大変輝かしく、まぶしいものです。私は生徒たちがくれるたくさんの勇気と希望を糧に、自分と周りの人たちの人生を彩らせていきたいです。 僕は、体育祭がクラスで協力する行事の中で一番楽しいものだと思う。クラス全体で一つの目標に向かって協力し合い、男子も女子も競技を通して熱狂できるというところが体育祭の長所だと思う。そんな体育祭の委員長を務めたことで、指示の難しさ、より効率よく進行するにはどうするべきかなど、多くのことを学べた。また、体育祭委員長の仕事を通して、他の人とは違った楽しさを味わうことができた。 結果についても、色別優勝、学年優勝を取ることができた。クラスメイトの仲を深める体育祭となり、僕の中学生活の中でかけがえのない思い出になった。これからも、中学最後の年を楽しんでいきたい。 私は関西研修旅行で、他の生徒との交流を深めることができました。もちろん、体育祭や中間考査でも内進生と高入生との親睦は十分に深められますが、今回は初の宿泊旅行であり、自分自身が委員を務めたという点で、これまで以上に楽しもうという気持ちが大きかったです。 長谷寺での写経や座禅、外国の方へのインタビューなどをクラスメイトと共に体験し、新しく得た学びや楽しさを共有できたことは、距離を縮められた理由だと思います。また、交流を深めるだけでなく、3日間の体験を通して京都の文化に触れることもできました。関西研修旅行で得た見聞を活かして、今後の学校生活を送っていきたいです。 僕は、6/14の体育祭について思ったことが3つあります。 一つ目は、「今年はすべて出られた」ことです。去年は、当日に右太腿の肉離れを起こしたため、応援しかできず、悔しい思いをしました。 二つ目は、「応援団長になって赤組が優勝した」ことです。中学最後の体育祭だったので、「伝説を残す」という目標を決めて応援団長になりました。後輩をまとめ上げ、団結して応援したことが優勝につながったと思います。 三つ目は、「みんなと協力してできた」ということです。特に、三年赤組男子一同は、みんなで協力したことで仲が深まりました。 中学生徒会長の長野です。私はあまり生徒会長という言葉が似合う人間ではありません。生徒会長は完璧だというイメージを持つ方も多いようですが、私は人一倍問題を起こしたり、迷惑を掛けたりしています。最初はそれを必死に隠して自分を完璧に見せようとしていました。ですが、進級で後輩や新しい友だちができてから、「人間なんだから完璧でなくてもいい、完璧でないからこそ面白い」と思い、素直に自分を受け入れられるようになりました。周囲の評価や印象を気にして自分を押さえつける必要がないことにも気づけました。 これからも自分の可能性を伸ばし続けるために、とことん挑戦していきます!真剣と楽しみを両立できた体育祭 人生を彩らせる愛校心 中学最後の体育祭 交流を深められた関西研修旅行 僕の青春 完璧じゃない私

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