でした。 でも、大学生って、バイトなどの用事があって、何かと忙しいんですね。実行委員を兼任している学友会は50人くらいの大所帯ですので、揃って集まるのは容易ではなくて、メンバー間のスケジュール調整に大変苦労しました。準備作業で人出が足りなくなった際には、急遽フォロー要員として自分が出向いたりしてました。戸羽 高等学校共学部5年A組の戸羽湊士です。宝仙祭では実行委員長という大きな役目を担いました。本番で予期せぬことが起こるだろうと予想していたので、準備は周到に行うように気を付けました。先生は静かに見守ってくれ、登場するのは何か問題が起きそうになった時だけでした。企画も、運営も、生徒に自由にやらせてくれたのが、刺激的でした。 終わってみれば、充実した行事になりました。みんなの協力が得られて、達成感を感じました。多くの人たちをまとめた経験は、これからの長い人生の中で役に立つように感じます。大変な面もありましたが、やってみて良かったと思います。上田 高等学校女子部2年A組の上田和佳です。クラス内でリーダー役を務めたことはありますが、女子部全体をまとめなければならない宝仙祭実行委員長という役割は、これまでにない経験となりました。会場の飾り付けなどは先生にアドバイスをもらいましたが、アイデアを出すことも含め、生徒たちだけで協力してやり通しました。失敗もありましたが、みんなの協力と励ましがうれしかったです。合同開会式で挨拶をする冨田道生理事長好評だった大学学友会企画の「ダンボール迷路」3他部門との交流は、宝仙祭の良さの一つ。 いろいろな制約がなくなって、 自由にやれると、もっと楽しい。――次に、宝仙祭を振り返って、「ここは面白かった」「成果を上げた」と思うところを教えてください。また、来年度以降に向けて「こんなことをやると良くなる」という提案があれば、私見で構わないので、発言をお願いします。本田 今年は幼稚園・小学校と交流が図れたのは、良かったと思います。幼稚園の園庭をお借りすることができたため、「ボールプール宝さがし」と「ダンボール迷路」を企画してみたのですが、思っていた以上に園児・児童に大人気でした。子どもたちの反応や笑顔が見ることができ、保育を学ぶ学生として子どもたちに遊びの提案ができて、良いアイデアだったと自負しています。来年度以降も継続した企画としてぜひ続けてほしいと思います。――来年度以降に向けた提案は、他にありますか。本田 新型コロナウイルスによる制限はかなり緩和されたのですが、まだ完全に制限がなくなったわけではありません。来年はもっと自由に開催できるようになるといいですね。高校生とのコラボ企画もあった方がいいですし、5部門の交流がさらに図れるような企画も面白いと思います。以前はやっていたとお聞きしていますが、グラウンドにも模擬店を出店させてもらえれば、もっと盛り上がるに違いありません。――中学・高等学校はどうでしたか。良かったと感じたところはありますか。戸羽 当日僕は本部に詰めていたのですが、実行委員のみんなが準備を頑張ってくれたおかげで、ほとんどトラブルがなく、穏やかに進行していた印象があります。良かったと思うのは、キッチンカーに来ていただいたり、食品販売の団体活動ができたことです。飲食
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