連絡が取りやすい環境となっています。また、興味の方向性が同じですので、学生同士も仲が良く、過ごしやすい学校です。 また、宝仙祭に関してですが、学生・生徒・児童・園児が同時に関われる唯一の催し物です。今年、中学・高等学校では「新しい宝仙へDASH!!あの日々を奪取!!」をテーマとしていましたが、学園全体の統一テーマがあった方がいいと思います。戸羽 共学部は、6年間を共にする中高一貫制ならではの先輩、後輩の雰囲気というか、関係性があります。僕が中学1年生の時は、高校生を随分年上に感じ、学園生活について教わる立場でした。世代が変わったのかも知れないけれど、最近入ってくる後輩たちはフレンドリーで壁がなくなりました。こうした校風は、開放感があって、いいと思います。 また、同じ敷地内にあるのですから、共学部と女子部の交流の機会をもっと増やしてもいいんじゃないでしょうか。上田 女子部は学年ごとに1クラスずつしかありません。その分、毎年春に実施されるウェルカムキャンプなど、他学年との交流が多く、先輩と後輩の仲はとても良いです。女子部には、仲の良さや団結力、アットホームであることなど、魅力が溢れていると、私は思います。これらをもっと学園内外にアピールしていただけたら、うれしいです。――宝仙祭の話題もそうでしたが、皆さんの言葉から、宝仙学園への愛着を十分に感じることができました。教員との関係や、学生、生徒間の仲の良さも確認することができました。 皆さんはコロナ感染症による制限に最も影響を受けたであろう世代ですが、これからは様々な場面における積極的なコミュニケーションが、創立100周年に向け、新たな学園像を構築していくと思います。本日は貴重な発言をありがとうございました。■宝仙学園の文化幼稚園年中組の作品展示を楽しめたのは、僕が1年の時以来ですからね。また、宝仙祭のシンボルとなっているモザイクアートは、一つ一つのピースを手づくりし、生徒全員で完成させることができました。 来年度以降に向けてですが、僕ももっと自由な宝仙祭にしてほしいと感じています。例えば、壁の使い方やお化け屋敷の明るさとかも結構規制が厳しく感じたのですが、そういうことも緩くしてくれたら、いろいろな企画を出しやすくなると思います。――そうでしょうね。生徒の皆さんが一定のモラルを理解し、楽しめるのなら、規制はなるべく緩くした方が自主的で活発な宝仙祭になるはずですね。上田 女子部では、ミュージカルを上演するのが毎年恒例となっています。1年生の演目は「美女と野獣」だったのですが、声が後ろの席まで届き、元気で笑顔も良かったと評判になりました。2年生は「リメンバー・ミー」を上演したのですが、メイクアップを徹底的にこだわり、楽しくやることができました。 ダンス部はやっぱりすごくて、感動的でした。50分間ノンストップで演じ切っていました。 教室では全学年の創作物も展示しましたが、せっかくみんなの力を合わせる宝仙祭ですので、共同制作もできたらより楽しくなると思います。――最後に宝仙学園の魅力を語ってください。併せて、「この校風は続いていってほしい」「こんなふうな学校になってほしい」などの期待がありましたら、教えてください。本田 学生の数が少なく、先生方と親密なところがいいですね。先生とラインを交換している学生もいて、4小学校6年生のステージ発表みんながまとまれる宝仙学園の良さを 創立100周年に向けて、 もっと打ち出してしていくべき。
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