こども教育宝仙大学 教授林 隆嗣こども教育宝仙大学 4年菊池恵梨奈宝仙学園高等学校共学部 教諭篠原賢志こども教育宝仙大学 入学センター・大学総務課笹尾貴世 入学センターに入職し約5年、学生募集に携わる事務を担当しています。募集のデータベースに付随する事務作業を迅速に遂行するためにはチーム力が欠かせず、高校生、保護者、教員等との連携が大変重要となります。 前職では成年後見人として様々な機関とつながり、連携を取り、裁判所報告書の作成を担っていましたが、保育者を目指す学生も同様に、関係者との連携の重要性を実感しているのではないかと思います。 昨年度から大学総務課も兼務となり、学生と関わる全ての方々と関わりを持つ事務職にやりがいを感じています。チーム力と連携力をさらに意識し、事務を丁寧に精進して参ります。 学友会に入ったのは、友達に誘われたのがきっかけでした。そこで全体の役職では書記になったり、宝仙祭の準備期間では、昼休みに話し合いをし、自分から意見を出したりして積極性を高めることができました。今回、今まで接したことのない同級生、先輩方や先生方、幼稚園生、小学生やその保護者の方々と宝仙祭を通じて関わることができ、とても新鮮でした。 私たちは中学卒業から大学入学までコロナの影響でいろいろなことを制限され、できないことが多くありました。宝仙祭を通して多くの人と関わることができ、理想の保育士像が明確になりました。宝仙祭は終わりましたが、目標に向かって努力していきます。 「宝仙祭実行委員会執行部」かっこいい響きですよね。執行部として宝仙祭を運営する経験は、他では知りえないと思います。しかしコロナ禍での宝仙祭の運営は難しく、委員長や幹部の困っている姿は強く目に焼き付いています。 私は今年度の宝仙祭のWebサイトを作成しましたが、1匹狼なことが多かったせいか、後輩に受け継ぐ難しさを感じる年となりました。信頼できる友だちに頼ることは、大事だと度々思いました。一方で、無事宝仙祭を終えられたのは、後輩たちが自ら考えてサポートしてくれたのが大きかったと思います。 我々の代で止めるものと受け継ぐ物を分けて、頼れる後輩たちにバトンを渡せたらと思います。こども教育宝仙大学 1年庵原花奈宝仙学園高等学校共学部 5年A組大西星駕 2009年に宝仙学園短期大学から4年制大学としてスタートした年に着任し、大学とともに歩みを重ねてきました。私の研究分野は古代インドの仏教思想や文献が中心ですが、普段のゼミや講義では、民話などの伝承文化の中に見え隠れする宗教観や人生観、自然観、こども観などについて考えたり、昔話絵本の内容比較を行なったりしています。 また、仏教保育の観点から園行事や保育教材について学生と一緒に学んでいます。こうした学びを通して、未来の保育者として生き物を尊重し、慈しみや感謝の心を持って、自ら手を差し伸べることができるように手助けをしていきたいと思っています。 2月からオーストラリアで保育留学をしています。この1年は、本当に様々なことに挑戦しました。出会った人、出来事すべてに意味があると思え、新しい目標ができたり、葛藤しながらも成長できました。出会う人が多いからこそ、多様な価値観に触れることができ、精神的にも強くなれました。 わたしは今21歳ですが、この1年をひと言で表すと「芽」です。蒔いてきた種が、少しずつ芽を出している気がします。基礎を作り上げている道のりは長くて遠いけど、基礎がしっかりと大きくなったら、誰にも負けないくらい素敵で強い花が咲くと思います。今後もたくさん経験して、失敗して、いろんな人と出会って、また一歩夢に近づきたいです。 高校生の時、ブラックコーヒーが嫌いだった。憧れの先生がブラックコーヒーを飲んでいるところを見て、なぜそれを飲むのかを聞いた。先生は「コーヒー豆の本当の味とコクが分かるから」と答えたが、私には苦味が口の中に残り続ける感覚が理解できず、とたんに憧れの先生と話す機会は減ってしまった。 しかし、現在はブラックコーヒーを毎日飲んでいる。コーヒー豆の味とコクが理解できるし、苦味が病みつきにさえなっている。人の価値観は時間や環境によって変わるものだ。これを読んでいる方に「価値観は変わるから、理解できない話もとりあえず聞いておこう」というのを伝えたい。この心持ちの人が増えれば、平和な多様性社会が実現するだろう。6大学とともに歩みを重ねてきた 挑戦しながら夢に近づく とりあえず人の話は聞いておこう つながりと連携を大切に 宝仙祭を通して保育士像が明確に 信じること、頼ること Hosen Voice
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