『宝仙季報』(166号)
10/16

『 河 村 能 舞 台 』で『能』の解説を聞く生徒たち (4年B組 礒辺楓花) 10 「保育の現場を知るⅠ」は、隣接する宝仙学園幼稚園において、本学1年生が体験学習をする科目です。実際にこども達や保育者に触れ、保育現場について具体的なイメージを持ちながら保育者として求められる知識や技能・態度を培い、4年次の教育実習へつなげることを目的としています。 今年度は、5月27日(火)、6月10日(火)・24日(火)の3日間に亘り体験学習を実施しました。事前には、幼稚園を理解するために宝仙学園幼稚園の先生にご講話をお願いしました。また、実習の⾝支度として各自が名札を作成し、さらに、日誌の書き方や園の環境を観察する視点等も学びました。そして、体験学習の翌週は、同じクラスに入った学生グループで振り返りを行いつつ、「こども達の様子」「保育者の様子」「園の環境」について各自が課題を設定しながら取り組みました。3日目終了後は、振り返りの内容をグループ毎に紙⾯にまとめ、お互いに見合う形としました。 学生からは次のような感想が出され、体験学習の機会から多くの気づきや学びを得たことがわかります。「実際に保育の現場に入ることで、先生方の声かけや関わり方の⼯夫が 私は初めて行った京都・奈良で様々な経験をした。1日1日が濃密で3日間だけでは足りないと思うほど楽しい研修旅行となった。書きたいことは山ほどあるがその中でも印象的だったことを3つ紹介する。 1つ目は抹茶体験だ。抹茶体験は小さい頃から挑戦してみたいと思っていたため、始める前からワクワクした気持ちでいっぱいだった。実際に体験してみて驚いたのは茶を泡立てるときに腕力が必要だということだ。意外にも手を動かす速さが大事でなかなか泡立たず苦労した。他にも、様々な作法について学ぶことができたため茶道への関心が高まったし、茶道の魅力がよく伝わってきた。また京都へいく機会があったらもう一度抹茶体験をして技術を磨きたいと思う。 2つ目は長谷寺研修だ。所々に咲いている花が綺麗で自然に囲まれた美しい景色だったため周りを見渡すだけで笑顔になれた。重要⽂化財の参拝では大きさと造形の美しさに圧倒された。表情やポーズの違いなど、どうしたらこんなにもとても参考になり、自分も将来こんなふうにこどもと関わりたいと思いました」「朝のおもちゃ準備や昼のロッカー整理、夕方の保育室掃除など、様々なことを行っていて改めて環境設定が大切だと思いました」「保育者として大切なことは、一人ひとりの様子や特徴を理解し、それに合った行動や声かけをすることだと学びました」。宝仙学園幼稚園の先生方に感謝申し上げます。(教授 ⽯川悦子・宇佐美かおる 准教授 松倉佳子)繊細に作ることができるのだろうと不思議に思った。その他にも仏教の食事作法を実際に見たときはあまりの驚きに言葉も出てこなかった。仏教の世界とはどのようなものなのかが垣間見えて興味深かった。 3つ目は河村能舞台だ。能⾯をつけたときの視界の悪さにはとても驚いた。わずかしか見えない状況の中で、踊ったり歩いたりするのはどれほど怖いものなのか想像もつかず、役者の方の努力の結晶が能なのだということが分かった。 歴史ある京都・奈良へ行ってみて日本の伝統⽂化にたくさん触れることができた。この3日間は貴重な経験の宝庫になり、とても有意義な時間を過ごすことができたと思う。しかし大人になってから分かることも山ほどあるため、この経験を忘れず未来につなげていければいいなと思った。H o s e n N e w s「保育の現場を知るⅠ」体験学習あっという間に終わった研修旅行

元のページ  ../index.html#10

このブックを見る