H o s e n N e w s宝仙TRY 3カ年計画~みつける、きめる、つむぐ~12 変化の激しい時代において、「正解のない問い」に向き合い、他者とともに新たな価値を創り出す力が求められています。宝仙学園小学校では、こうした力を育むため、従来の「総合的な学習の時間」を再編した「創造探究」の授業を、今年度から週1時間に設定しました。この授業では、子どもたちが⾝近な人・もの・こととの関わりから課題を見出し、探究的な見方・考え方を働かせながら、根拠をもって判断し、自らの生き方を考える態度を育てていきます。まさに「自ら学び」「チャレンジと共創から未来をつむぐ」本校の教育方針を体現する学びです。 この取り組みを支えるのが、現在進行中の研究計画「宝仙TRY」です。この計画は「宝仙にしかない学びの創造」を目的に進めています。先生方の素晴らしい熱意をチームで更に高め合うため、今年度は自⾝の価値観や強みを見つめ直すきっかけとして、教員同士の対話を重点的に繰り返してきています。継続的な対話を通じて、教員一人一人の専門性 中野区私立幼稚園連合会では、昭和45年から合同研究会を行っています。中野区内の幼稚園が順番に担当し、各園でテーマを決め研究を深めています。今年度は、宝仙学園幼稚園が3回目の担当となり、こども教育宝仙大学の西脇二葉准教授を講師とし、研究主題「こどもの学びと学力について」を一年間かけて学びます。 今、「知識」はあるが「意味や意図」が理解できない大人が育っている「記号接地問題」があります。それを回避するためには「実体験」や「⾝体的感覚」と「言葉」を結び付ける『記号接地』を、幼児期からの遊びや体験の中で養うことが大切だと学びました。今回は、5歳児の実際の遊びの場⾯から、子どもたちの「記号接地」の育ちを考えてみました。や教育観が共有され、相互理解とチームワークが育まれています。こうした教員の学び合いの⽂化が、「ともに学ぶ人」としての在り方を支え、今後の創造探究にも深く反映されていきます。子どもも教員も、ともに学び合いながら、自分らしい未来を紡いでいく。その土台が今、確かに築かれはじめています。これからがとても楽しみです。 (研究部 佐藤至大) 小さい頃から全⾝で砂・水・泥遊びを楽しみながら、様々なことを自然と学びます。例えば、濡れた砂と乾いた砂の違い、固めるための力の入れ方、場所によって砂の性質が違うことなどです。こうした実体験を通して学んだことが「知識」となり、年長に進級した時の泥団子作りで活かされます。 壊れないよう力加減を調整して丸くしたり、泥団子に適した砂を使いながら表⾯を整えたりと、子どもたちは過去の体験から、どのようにすればより良い物が作れるのか想像し、作っていく過程でその経験が活かされています。 遊びを通した多様な実体験は、子どもたちに多くの学びを与えてくれます。幼稚園では『遊びの中の学び』を大切に、学年に合わせた遊びを取り入れています。(年長組担任 太田賢)年長組「泥団子作り」創造探究が育む「生き方」と、教師の対話が生む「学びの創造」「こどもの“学び”と“学力”について」を研究しています
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