学園の教育
宝仙学園の教育
仏教精神を基調とした人間教育によって
品格と知性を兼ね備えた人を造る
「人を造る」教育
宝仙学園は、「人を造る」教育を建学の精神としています。
教育とは本来、人を養成するものであり、知識のみを植え付けるものではありません。真の教養とは「知識」の量をいうのではなく、それらを自らの人生に生かす「知恵」を養うことであり、そして自ら培った知恵をもって、豊かな人格を陶冶する。これが宝仙学園が掲げている「人を造る」教育の理念です。
「人を造る」教育の成果は、必ずしも学園での修学時代に表れるものではなく、むしろ社会に出て、多くの人と関わりあうときや、さまざまな人生の課題に直面したときに、自然のうちに表れるものです。なぜなら「人を造る」教育は、品格と知性を兼ね備えた全人的な教育であり、自らの人生を、強く、賢く、豊かに生きる、その土台を固める教育でもあるからです。換言すれば、「人を造る」教育とは「人間力を育てる」教育といえます。

「宝仙のグローバル教育」「宝仙のリーダー教育」「宝仙の情操教育」
の3つの特色ある教育を展開しています。
「宝仙のグローバル教育」
宝仙学園では、幅広い分野で国際的に活躍できる人材の育成・輩出を教育目標に掲げ、英語教育での全学的展開や海外研修といった独自のグローバル教育を行っています。
こども教育宝仙大学では現代の保育者に求められるグローバルな視野を身につけ、オーストラリアでの保育資格取得をめざす「オーストラリア保育留学制度」を設けています。順天堂大学系属理数インター中学校・高等学校では、「英語プレゼンテーションコンテスト」をはじめ「オーストラリア研修旅行」や「アジア研修旅行」などさまざまな語学研修を実施。
高等学校女子部では「ニュージーランド留学」を行っています。小学校では、1 年生から週2 時間の英語授業を展開しています。夏には、オーストラリアでの「E n g l i s h C a m p 」を実施します。幼稚園でも、英語によるコミュニケーション力が自然に身につけられる教育を推進しています。
「宝仙のグローバル教育」で理想としているのは、自らのアイデンティティを自覚し、日本人としての誇りをもった国際的教養人の育成です。そうした教育の根底には、日本人の心に深く根ざしている“仏教精神”に基づいた人間教育があります。




「宝仙のリーダー教育」
これからの社会で活躍できる人材の育成として、グローバル教育とともに推進しているのがリーダー教育です。建学の精神で掲げる「人を造る」教育によって培われる確かな知恵や豊かな感受性、論理的な思考力は、社会をリードしていくためのたくましい人間力につながります。
「宝仙のリーダー教育」は、部門ごとに特色ある教育に取り組んでいます。大学では幼児教育・保育の実践力あるスペシャリストを養成。順天堂大学系属理数インター中学校・高等学校では課題を見つけ、探究していく力とコミュニケーション力をもったグローバルリーダーの育成により、生徒一人一人が希望の進路をめざします。高等学校女子部では「こども教育」の学びを通じ、チャレンジする力を育てています。そして小学校と幼稚園では、子どもたちの主体性や協働性を伸ばす教育を通して将来のリーダーとしての資質を養っていきます。
こうした「宝仙のリーダー教育」を具現化するために、学園全体を通して探究型のカリキュラムを積極的に導入し、思考力や創造力の育成を推進。一人ひとりが主体的に学び、多様な視点と価値観を身につけることで高いプレゼンテーション力を備えた、これからの社会を牽引していく人材の育成に尽力しています。



「宝仙の情操教育」
現代の学校教育においては、心の教育が大きく求められています。勉学だけでは達成し得ない、人間形成の土台となる心の成長の重要性が見直されているのです。宝仙学園では創立以来、感応豊かな人を育成する心の教育を大切にしています。そして、その根底にあるものが、建学の精神である「仏教精神を基調とした人間教育」です。
心の安定は正しい知恵を生み出し、豊かな情操や学びへの意欲を高めます。それらは宗教的な雰囲気の中で落ち着いた学園生活を送ることでおのずと感得するものです。人間を取り巻く世界やそこに息づく多くの生命に感応する心が、敬虔な心・慈悲の心・感謝の心・奉仕の心を育み、さらには生きることの意味を深め、自らの力で人生を切り開いていくことにもつながっていくのです。
このような考えのもと「宝仙の情操教育」は、日本の伝統や文化、風土、日本人としての心の大切さを伝え、品格と知性を備えた人間教育を実践します。花まつり、みたままつり、両大師祭りなどの仏教行事や、勉学や研究、部活動、学外プログラムなどを通じて、学生・生徒・児童・園児は明るくのびやかな学園生活を送り、豊かな人間性を育んでいます。



